当院では、一般的な内科・耳鼻咽喉科としての治療はもちろんですが、より高度な設備・技術力が求められる専門的な治療にも対応しております。

内科で行う専門治療

睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、睡眠中に繰り返し呼吸が止まる疾患です。これは、眠っている間に気道が閉塞し、呼吸が一時的に止まる状態を指します。医学的には、10秒以上続く呼吸停止を「無呼吸」と定義し、これが一晩の間に30回以上、もしくは1時間あたり5回以上発生すると、睡眠時無呼吸症候群と診断されます。自分では気づきにくいため、未治療の潜在患者が多いとされています。

睡眠中に何度も呼吸が止まると、眠りが浅くなり、日中の強い眠気や体のだるさを引き起こし、日常生活に支障をきたすことがあります。また、酸素不足によって心臓や脳、血管に負担がかかり、脳卒中や心筋梗塞、狭心症といった重篤な合併症を引き起こすリスクが高まります。そのほか、糖尿病や高血圧症などにも悪影響を及ぼすことが報告されています。

当院では、各種検査に基づき、患者さま一人ひとりに合った治療計画を立て、睡眠時無呼吸症候群の改善を目指します。

耳鼻咽喉科で行う専門治療

補聴器外来

難聴の方が聞こえを改善するための手段として、現時点では手術を除けば補聴器のみです。しかし、多くの方が補聴器を購入しても「思うように聞こえない」と感じ、使わなくなってしまうことがよくあります。メガネはかければすぐに視力が改善されますが、補聴器はそう簡単にはいきません。装着しただけで劇的に聞こえるわけではなく、慣れと使いこなしが重要なのです。

当院の補聴器外来では、患者様が補聴器をしっかりと活用し、日常生活での聞こえの改善に役立てられるようサポートを行っています。

花粉症の治療(ゾレア)

ゾレア®は、アレルギー反応の原因となるIgEという物質を標的にした抗体製剤です。この薬は、IgEをブロックすることで、アレルギーの症状を和らげる分子標的薬の一種です。

ゾレア®は2009年に気管支喘息の治療薬として、そして2017年には慢性蕁麻疹の治療薬として日本で承認され、さらに2020年からはスギ花粉症にも保険適用されるようになりました。特に、従来の治療が効きにくい重症のスギ花粉症患者にとって、有効な治療法となっています。

※ゾレアの使用により、めまいや疲労、眠気を誘発する可能性がありますので、ゾレア投与後の注意に関しては、担当医師・看護師の指導に従ってください。